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〜 スクラムを組もう!一人はみんなのために、みんなは一人のために 〜

6/20 安さを求めることへの警鐘

みなさん普段生活をしていて、最近本当に物価の上昇を肌で感じていると思います。
ガソリンや食料品の値上げが目立ちますが、そのほかの様々な物が値上がりしています。
私の会社は建設業なのですが、とにかく「鉄」がものすごく上がっています。
そのせいか3日ほど前に当社の流山市の土木の工事現場で、仮設鉄板が16枚盗難に遭いましたし、また先月は、松戸市内の学校校舎新築現場で、水道の蛇口が盗難に遭いました。
とにかく鉄の価格上昇はもう異常なほどで、去年の今頃に比べたら約3倍近くになっています。
そのせいでものすごく鉄がスクラップ業者で高く売れるために、鉄泥棒が大発生しているわけです。
鉄を工事現場から盗まれるのも困りますが、もっと困るのは新規の工事の見積もりをする場合に、あまりにも鉄が短期間に値上がりするせいで、工事全体の見積書をお客様に出すとき、見積書の有効期限を7日間という短い期間でしか、見積書を保証できないことです。
鉄がいくら上がるかわからないから、建設工事の場合は契約を締結してから実際に鉄を使用し代金を支払う時期が何ヶ月も先になりますので、鉄の値上がりが怖くて見積書がどうしても高くなってしまうんですよね。本当に困ります。
このような急激な鉄の高騰で、千葉県の発注の公共工事では「物価スライド」が適用されることになりました。これは工事を発注した際の鉄の価格と、現在実際に工事を施工している時の鉄の価格の差を、県が物価スライド分として工事代金の増額を認めるという制度です。なんとこの制度の適用は、昭和49年のオイルショック以来ということで、いかに異常な値上がりかがわかります。
この先、日本経済はどうなってしまうのでしょうか?
景気は良くならない、物価は上昇する。
このままだと経済の状態として最悪といわれている、スタグフレーションになる懸念が現実のものとして考えなければならない状況だと思います。
私は今の日本経済、特に中小企業を取り囲む環境は最悪だと思います。
材料や原料の仕入れ価格が上昇しているのに、商品の価格にその上昇分を転嫁できないという現実に悩んでいる中小企業が多いと思います。大企業や独占企業は仕入れ価格の上昇分を値段に転嫁できても中小企業はそれができない。これが現実でしょう。
その原因として日本中が安さばかりを追い求めいることに大きな問題があるのではないでしょうか?
やはり商品には適正価格というものがあるのですから、極端なディスカウントを国民全体で求めないという流れを作る必要があるのではないでしょうか?自身の商品を適正価格で売るために、他の人の商品も適正価格で買う。そのような感覚の転換がなされなければ、中小企業はきっと立ち行かなくなると思います。
自由経済の社会では、大きな企業ほど間違いなく有利であり、最後に泣かされるのは間違いなく経済的弱者である中小零細企業です。
建設業でいえば、もう末端の労働者の賃金はこれ以上下げようがないほど下がっているのが事実です。これ以上下がったら生活できないであろうと思います。
自助努力はもちろん大切ではありますが、それにも限度があります。
今の経済を憂うのであれば、まず安い物ねだりを自ら断ち切ることが必要ではないでしょうか?
安い物ねだりは、結局自分の首を絞めることになる。私はそう思います。

≪ 6/21 建設クラブイン館山+地区会員交流委員会ホーム6/19 「愛してるよ」実践? ≫

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(社)松戸青年会議所 第41代理事長としての活動日記です。
「人と人とがつながる社会」の実現を目指していきます。

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